Earnest:連載

連載:新規の市場を創生する

西河技術経営塾では、売上を10倍に成長することを目標に実践的な技術経営学を教えている。序盤に中長期戦略を立案する演習があるが、立案しようとすると既存事業の成長だけでは売上10倍には到達しないことに気づく。そこで、新規の市場への進出、新規事業の創出を目指すことになる。リスクが大きい取り組みであり、基本的に社長が自ら考え、自ら行動する領域である。中小企業でも大企業においても、社長がコミットしていない新規事業、新規市場創出が成功することはほぼないと言ってもよい。
社長および社長と共に市場創出を実現するビジネスクリエーターが何をしているか。実際に経験したことがある人にとっては何ということはない簡単な話にはなるが、特定の業種や商品・サービスに限定されない基本的な考え方や手順について、企業において体験的に学んできた知見を踏まえ、技術経営研究活動の一環として報告する。

筆者:松井 美樹(まつい みき) プロフィール

(第1回) 対象市場をどう狙うか (2024.9.30)
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