西河技術経営塾 実践経営スクール・基礎コース 4期生

報告3 創生力に磨きがかかる

=塾で何を学ぶのか=
金銭管理、ビジネスモデル、事業計画、技術経営戦略、
中長期戦略、人財育成、エンジニアリング・ブランドなど

座学で大企業病の症状を学ぶ

中小企業でも結構大企業病にかかっている会社がある。早いうちに症状を見つけ、社長自らが先頭に立って病原を見つけ、治療に当たる必要がある。
この病気、すぐ社内の各部署に伝染してしまう。早期発見、早期治療である。表1は、第26回の講座『マネジメントとリーダーシップ(講師小平)』の中で使用した資料である。
あの会社と思うような大手の会社が、10年も経たないうちに業績が悪化していく。安定志向が、減点主義になり、評論家が会社を支配するようになる。間違いや、失敗情報が仕事を観戦している社員によって流され、組織を支配するようになる。大手企業の経営企画室スタッフが、社長の人事権まで持って采配するようになると、組織は終焉を迎える。
リーダーシップでは、大企業病を断ち切る能力と指導力を学ぶ。

表1 大企業病の症状例 (「マネジメントとリーダシップ」(第26回)の講義から)

表1 大企業病の症状例

(参考)出川通著「技術経営の考え方」光文社新書、光文社(2004)

塾生のコメント

実戦で使えるアイデアを生む

塾生 中野 祝

中野祝

「会社を多方面から見る」必要性を学んだ
と語る中野祝エイ・ワンプラス社長。

日々仕事に追われ、走り続けてきた自分。西河塾という学びの場を得ることができ、会社経営を多方面から見る大切さを改めて感じることができた。
経営の基本である会計数値、仕入と売価の差だけではなく、数値に表れている資金の回転、投資効率の大切さを実感した。
また、ビジネスモデルの構築に関して、イノベーションやブランドの考え方や作り方など、先輩の経営者の方々からのレクチャーやアドバイスが「あっ」と思わせ、実戦に使うことのできるアイディアが生まれ、役立っている。
まずは大枠をとらえ、細部に切り込む。分かっているが、なかなか手の付けられていない事業改善や、社内改革に手を付け始めるキッカケになったことは確かである。

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事業推進のヒントを得た

塾生 砂永 晃

砂永 晃

「介護タクシーとリサイクル事業の融合」に
取り組む砂永晃HISCO社長。

自社のビジネスモデルを考える所から始まり、どう他社と差別化をするかの分析方法を理解した。エンジニアリング・ブランドを勉強した事により、自分のビジネスコンセプトを見直す事ができ、現状の問題と課題が見えて来た。
人力からロボットに変革する事により、自社のビジネスも大きく変わる事が予想される。介護ビジネスは、主に介護者の体への負担が大きく、今後ロボットの導入により、飛躍的に楽に介護ができるようになる。中長期計画を考えることにより、世の中の変化に対応できるビジネスモデルを構築していく必要性に気付いた。
サービスイノベーション戦略として、介護タクシーとリサイクル事業の融合を考え、より具体的にどう事業を推進していくべきかのヒントを学んだ。

ブランド構築力が身に付いた

塾生 相見 祥真

相見 祥真

「いかにして顧客を惹きつける企業になる」
を学んだと語る相見祥真朝焼け統括部長。

私が塾で学んだことは、分かることは「分かる」ので、分かったつもりになる。分からないことは「分からないこと」が分からない。
講師の方々の授業や演習では、質疑応答により「分からないこと」が浮き彫りになっていく。何度も繰り返し勉強したことは、市場、自社および他社の強みと弱み、自社の役割、人財、適正な価格、損益、生産性、サービス品質、顧客のニーズなどで、何度も質問を受けて次第に自分の中でイメージが具現化してきた。
どの講師の先生方も、伝えて下さることは共通して「誰に何を訴えたいのか」「どうしたら自社が他社よりも顧客を惹きつける企業になるのか」という根本は同じで、社外および社内に対するブランドを構築する力が身に付いた。

メインの課題が見えた

塾生 下井 秀文

下井 秀文

「経営が分かってきた」と語る下井秀文ミッドランド社長。

まず第一に「経営とは何か」という問いを自己に一度も投げかけることも無いまま、事業運営に当たっていたということである。つまり経営というものを全く分かっていなかったのだ。
数字で語ることが前提となるのは、いうまでもない。自社のビジネスモデルについては、自分なりに都度考え、語ってきたつもりであったが、そもそもポイントがずれていたという思いだ。ブランドというワード自体は、良く耳にし、漠然とは思うところがあったが、塾を通じて明確に意識し始めたし、イノベーションの重要性がメインの課題となった。
塾は、大いなる可能性を与えてくれる存在であり、ビジネスを遂行しつつ学びを継続する中で、常に立ち返るべき原点だと、今は確信している。

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