一般財団法人アーネスト育成財団

西河技術経営塾(代々木校)実践経営スクール9期生

報告1 経営者の育成に取り組む

西河技術経営塾(代々木校)9期生、開塾する

お金は企業の血液である。節税はせず納税をし、資本を充実。
お金で企業を日々管理する。エンジニアリング・ブランドの構築。
経営は未来学である。部下とのコミュニケーションを怠らない。
経営理念をつくり、目標、コンセプトを明示する。

スクール写真

受講生、時計回りで、山中講師・研究生、高橋受講生(9期生)、淺野講師、小坂講師・研究生。

ページの先頭へ戻る

技術経営学を講義する

西河技術経営塾では、技術経営学を学習し、実務に則した演習に取組む。塾で教示する技術経営学はエンジニアリング(技術)を中心に「企業観」「ビジネスモデル」「市場創出」「中長期計画」の4つの経営課題で構成される。
技術の存在を学ぶことで未来を見据えた戦略的経営に取り組めるようになる。技術経営学は会社の未来を切り開く未来学である。コトづくり、モノづくりをエンジニアリングが支えている。
エンジニアリングは、経営を支える具現力である。企業理念、ビジネスモデル、中長期計画、市場創出は、エンジニアリングと関わり合いを持つことで機能する。
日本型経営、デジタル化への対応、中小企業から大企業へと成長、ものごとを学ぶ、グローバル経営、リーダーシップ、エンジニリング・ブランドなどを併せて学ぶ。

経営者を育成する財団

財団を作ろうと思ったのは「起業が少ない」そのためには「経営ができる人財を育成しよう」「経営ができる人財を育成する機関が日本には見当たらない」という問題に気付いたからだ。日本を元気にするには、質の高い経営人財を育成することだ。
収益をあげ、雇用を増やし、税金を沢山払える会社にする。収益を上げることができる技術経営人財の育成に取組む。

代々木校と沼田校が同じ講座

12月に開塾した渋谷区代々木の事務所で開催してきた西河技術経営塾は32回開催から24回開催にして、9期生から大幅な見直しをした。沼田で開催する西河塾に対応し、代々木校と呼ぶこととした。
群馬県沼田市で本年3月から開塾する予定である。3期目となる沼田校の講義内容をグレードアップし、代々木校と同じ内容の講座として、姉妹校として活動する。

西河洋一塾長

「会社の明るい未来を熱く語る」ことで、成長をつくると語る
西河洋一塾長

学び直し、研究生の課題(小平講師)

9期生と共に講師の山中隆敏と小坂哲平の2名が研究生として受講し研究活動に取り組んでいる。
小坂は、講師の小平和一朗専務理事から「百億円を売上げるステージに向けたミッション、戦略」を演習の中で問われた。持てる強みをどう生かして、戦略、戦術をつくり出すのか。SWOTで現状を分析するだけでは、未来をつくり出すことはできない。
今までの成功体験や知識が邪魔をする。経営目標、市場分析、ドメインの定義、セグメンテーション、保有技術と技術開発テーマなどで、新たな目標実現に向けての再定義が求められる。
アンラーニングといわれる学び直しが必要である。新しい技術開発、新規の市場開発を明確にし、モノ、金を改革する視点で見直すことで企業は飛躍できる。
講師同士で考え方の意見交換が行われ、新たな気付きが研究成果として形式知化される。その成果が財団の財産となる。技術経営研究に終わりはない。

【講師・研究生としての抱負】

山中隆敏 メディカルパーフェクト代表取締役社長
山中隆敏

山中隆敏 講師・研究生

新規市場創成の実現を支援

新型コロナの影響で、自社が事業撤退の危機に直面しました。「コロナは苦境ではなく機会として捉えなさい」とのアドバイス、西河塾での学びを生かし「人・モノ・お金」の経営の3要素視点で改革し、前年比4倍以上の売上増加が見込めるまでになりました。
9期では、これまで学んできた技術経営学と、自身経営者として実践し得られた現場感・経験知をすぐに自社の経営に生かしてもらえるよう、経営者に寄添った講師を目指します。
人を財産とし長期雇用を前提とし大切に育成する。長期的視座で経営する日本型経営を塾では教えています。「新期市場創出」「グローバル経営」、「ICTを活用したビジネスモデル」の講義を通じて、技術と市場を繋ぎ企業の実態に即した新期市場創生の実現に向けた支援が出来るよう力を注ぎます。
新型コロナ、ロシアへのウクライナ侵攻など、世界は政治・経済・市場環境が激変しています。地政学リスク、変化への向合い方など、技術経営としての研究は多々あります。研究員として感度よくスピード感を持って取組んで参ります。

小坂 哲平 小坂建設代表取締役社長
小坂 哲平

小坂哲平 講師・研究生

中小企業のブランド構築の研究

5期生として西河技術経営塾を修了してから、3年の月日が経過しました。アシスタントとして取り組んできた西河技術経営塾(沼田校)は2期を終え、これまでに11名の修了生を輩出しました。
自社の売上も約4倍に増え、西河技術経営塾での学びをもっと多くの若手経営者に広めたいとの想いが強くなると同時に、私自身の経営力も向上させたく思い、再び研究生として西河技術経営塾で学ぶことになりました。現役の中小企業の経営者としての視点から西河技術経営塾の講義が、これまで以上に若手中小企業経営者に寄り添った視点で腹落ちしやすいものになるように尽力いたします。
一方で、中小企業のブランド構築関係の講義を講師として担当いたします。大企業向けの観点から語られることの多いブランド構築理論ですが、地域の元気な企業はしっかりとブランド構築に取り組んでいるため、むしろ中小企業こそ取り組むべきテーマだと思います。中小企業の経営者がすぐに取り入れられる内容にできるよう、受講する中で研究して参ります。

【9期生の抱負、塾への期待】

高橋 永一 あかぎチキン社長
高橋 永一

高橋永一 9期生

5年後には売上を10倍にする

父が会社を立ち上げ、2代目の代表取締役となって10年以上たちます。当初は民事再生を行っていたこともあり、会社を何とか残さなくてはという気持ちで頑張っておりました。
民事再生も何とか終わり、これからどうしようかと考えているところにコロナウィルスが発生し、観光業や飲食業が大きな打撃を受けました。その影響は当社にも及び大きく売上げを減らす事になりました。このままではいけないと模索し行動するなかで、西河技術経営塾の修了生の方から話を聴いて入塾することに決めました。
開講式では、経営は未来学であり、大きな目標を立てなければ小さな目標すら達成できないとの言葉が胸に残りました。いかに自分が手元の事しか考えられなかったか、本当に経営を行っていたのだろうか、そんな事を考え直させられました。
2月を終えて3回ほど講義を受けさせていただきましたが、自社の決算書を見て分析し、問題点や改善案を講義にも取り入れてくださる事に驚きました。非常に実践的な塾であり、すぐにフィードバックができる有難さを感じています。この経営塾を通じて、実践的に、多角的に、情熱を持って経営と向き合い、5年後の売上10倍を達成出来るよう頑張ります。

株式会社あかぎチキン

『食肉でおいしさ、楽しさ、クリエイト。』

1986年の創立より35年以上、食肉の卸売や加工品の製造販売を行っております。ここ10年は地元群馬県産のブランド肉を中心に取り扱い、シェアも増えております。
地産地消を心がけながらも、地域や職場のニーズにあった商品製造や、時代を反映した商品開発でお客様の食卓に貢献できればと考えております。

株式会社あかぎチキン 代表取締役 髙橋 永一
https://akkagi.com/ TEL:0278-23-1211

ページの先頭へ戻る

西河技術経営塾 実践経営スクール

ページのトップへ戻る