一般財団法人アーネスト育成財団

西河技術経営塾 実践経営スクール 5期生

報告1 特徴ある技術で市場創生

大学と寄付講座で連携し講師を養成

スクール写真

西河技術経営塾の塾生と講師陣、講演しているのは小平和一朗専務理事

ホテルに宿泊し、遠方から受講

西河技術経営塾(5期生)に四名の塾生が入塾し、9月6日に開塾した。今期の塾生と特徴は、38歳が3名と35歳が1名と、若い経営者が集まった。2名塾生は受講日はホテルに泊まり、翌朝、群馬まで帰る。塾が終わったあと、一時間半の懇親会が毎回開催され、熱い議論が行われる。
図1は、当塾の実践スクールの学習の流れである。この流れにそって展開され、90分の座学と90分演習を32回受講することで、修了する。

図1

図1 塾での学習の流れ

10年、20年と永続的な運営

西河洋一理事長から「講師の育成ができなければ、財団の活動は途絶えてしまう」との問題提起。解決にむけ小平専務理事が中心となって検討してきた。その結果が図2に示す西河技術経営塾講師の養成手順である基礎コースを省き、「実践経営スクール」とした。
塾の上位クラスと位置付ける研究科を新設し、テーチングアシスタント(TA)制度を設け、塾講師を養成する。研究科・前期の修了要件に査読論文1本以上を書くことがなどがある。(図2)

図2

図2 西河技術経営塾の講師の育成

寄付講座で大学と共同研究

大学の寄付講座の制度を使って当塾のカリキュラムの学部での講座の開設や、大学研究室との共同研究などの交渉に着手した。大学での講師経験や大学の教授との共同研究を通して、大学の教授クラスから直接研究指導を受けることで、当塾のみならず、日本の大学の教壇に立てる技術経営分野の講師を養成する。

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【5期生の抱負、塾への期待】

古谷 規剛 株式会社アーネストウイング 統括部長
古谷 規剛

株式会社アーネストウイング
統括部長 古谷 規剛

売上を10倍にする大きな目標

アーネストウイングに入社し、経営の仕事をはじめて9か月。経営について無知である自分に向き合い、成長できる良い機会と考えている。塾に出席して数回であるが、講師の皆様から様々な視点でアドバイスをいただき、大きな刺激を得る場となっている。
8年で売上を十倍にするという大きな目標を掲げたので、そのためには具体的にどうするか。しっかり目標と向き合い、達成できるよう塾での貴重な経験を実際の仕事につなげていきたい。

(株)アーネストウイング

家造り日本一の
 職人集団を目指します!

会社紹介と事業コンセプト

平成22年創業の家造り日本一の職人集団を目指し事業活動を行っている会社です。
我が社は社会保障(社会保険、福利厚生など)が充実したサラリーマンと実力次第では大きな収入を得られる職人の両方のメリットを兼ね備えたサラリーマン大工の会社です。「大工事業」「左官・タイル事業」「雨樋事業」「住宅基礎鉄筋加工事業」の4部門が事業の柱です。家造りを通してお客様に快適な生活空間を創造していきます。

株式会社アーネストウイング 統括部長 古谷 規剛
TEL:042-461-7080 / http://arnestwing.com/

小貫 智太郎 群馬セラミック株式会社 取締役副社長
砂永 晃

群馬セラミック株式会社
取締役副社長 小貫 智太郎

未来を読み取るビジネスモデル

会社を背負って立つ。先代からの会社を、発展させるためのビジネスモデルを構築する。これを目的に、授業を受けている。
今までは目の前にあるものだけに全力投球であったが、事業を継続発展させていくためには、未来を読み取らなくてはならない。社会やマーケットの動きを的確に読み取り、計画的に行動しなければならないことに気付いた。
前半で得た知識が後半の演習で実践でき、毎回、緊張感と刺激のある経験をしている。来年の五月まで気を抜かず、皆さんについていけるよう努力していく。

株式会社HISCO

セラミックス加工は
群馬セラミックス株式会社へ!

会社紹介と事業コンセプト

脆性材・難削材のセラミックス加工を専門に30年以上の実績があります。あらゆる材料の加工開発から量産対応可能です。5軸加工機による三次元加工から、鏡面加工まで、あらゆる形状へのセラミックス加工を行っています。
顧客の要求を常にリサーチし、他では実現出来ていない次世代の加工技術に課題を置き、実現させていきます。

株式会社HISCO群馬セラミック株式会社 取締役副社長 小貫 智太郎
TEL:027-387-8677 / http://www.guncera.co.jp

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小坂 哲平 小坂建設株式会社 代表取締役

小坂建設株式会社
代表取締役 小坂 哲平

売上を伸ばし雇用を創出する

私はこれまで人一倍ビジネスで成功したいという想いを強く抱いてきた。会社の代表に就任してから4年目を迎え、ビジネスそのものは順調だが、人生のほとんどを仕事中心に過ごしてきたにも関わらず、卓越した成果を出すには至っておらず、自分の凡庸さを嘆いてきた。
そんな折、全くの偶然からこのような素晴らしい塾で学ぶチャンスを頂くことができた。これは、まさにセレンディピティだと思っている。このチャンスを最大限生かして会社の売上を伸ばし、雇用を創出し、地元の経済発展に大きく貢献したいと思う。
そして、将来、私のプロフィールに松下政経塾のように西河技術経営塾5期生と、自信をもって記載できる人材になりたい。

(株)アーネストウイング

人間にやさしく
  自然との調和を図り
 地域住民の信頼を大切に思う

会社紹介と事業コンセプト

私たち小坂建設は1954年の設立以来60年以上、今日まで地域に密着した活動を続けてきました。ここ数年の土木建築業界を取り巻く環境を見ると、異常気象の影響などですでに整備されている防災インフラがまったく役に立たないような深刻な自然災害も多く発生しています。今後も私たちはさまざまなモノづくりを通して地域の安全を守り、多くの人々により良い生活環境の実現に貢献していきたいと考えます。

小坂建設株式会社 代表取締役 小坂 哲平
TEL:0278-24-5745 / http://www.kosaka-kensetu.co.jp

牛坂 光 イーレックス株式会社 営業企画課 課長 取締役

イーレックス株式会社
営業企画課 課長 取締役 牛坂 光

経営を一から学び実践する

当社が事業展開している電力業界は、競争過渡期を迎える。当社は、東日本大震災以降、地域の代理店を通じた電力販売モデルにより、利益を確保しつつ着実に顧客数を伸ばすことができた。
しかし、そのビジネスモデルは同業他社にも流用され、特色あるものではなくなった。
経営塾では、これまでの既成概念を取り払い、経営という観点で一から学び、顧客に選ばれるためのオリジナルサービスを構築すべく取り組んでいく。
私自身は管理職に成りたての身ではあるが、その立場に甘えず、この機会を自分のものとして吸収し、着実に実践していきたい。

株式会社 朝焼け

「未来を切り拓く『共創』エネルギー企業」を目指して

会社紹介と事業コンセプト

弊社は、2001年以降、主に法人のお客さまを中心に電力供給を行い、2016年4月より一般家庭のお客さまに電力供給を開始しました。弊社は電力小売事業だけではなく、バイオマス発電事業にも注力し、既に高知市と佐伯市で大型のバイオマス発電所が稼働しております。
エネルギーを取り巻く環境が国内外問わず激動している中で、これまで培ってきた事業基盤をベースに、エネルギーの安定供給と事業拡大に努めます。

イーレックス株式会社 営業企画課 課長 取締役 牛坂 光
TEL:03-3243-1118 / https://www.erex.co.jp/

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