西河技術経営塾 実践経営スクール・基礎コース 1期生
技術経営の基礎知識の修得と創造力の鍛錬
次世代の日本型技術経営を若手塾生とともに学び、社会に役立つビジネスを創生する
- 平成25年(2013年)10月開講-
開講の背景
技術経営人財育成事業
今回企画した実践経営スクール・基礎コースは、ビジネス経験の浅い若手経営者向けに基本的な経営の基礎知識の修得と想像力の鍛錬を行う、技術経営に関するビジネススクールです。中小企業の経営者の中には、若くして社長や経営の幹部として活躍されている方も多くいます。社長に就任したものの色々な事情で時間を掛けて経営経験をすることが出来なかったり、ビジネススクールに行くにしても、適当な実践型の技術経営人財育成の場が無いなどで困っているかたも多いことでしょう。従って技術者だけを対象にしたビジネススクールではありません、技術者をいかに使うか、いかにマネジメントするかを学習します。
若手経営者から「仕事をしながら経営を学びたい」という声
モノづくりの現場で豊富な経営経験や技術経営研究に従事してきた講師陣とともに、現在抱えているビジネス課題を塾生とともに解決しながら学習する、実践トレーニングを盛り込んだビジネススクールです。「基礎コース」の開講を決断したのは、若手経営者から「仕事をしながら経営を学びたい」という要望からです。日本の経営環境で、社会のビジネスリーダーとしての経営実践力を学んでいきます。経営学は複合学です。それを浅く広く、機能的に連携させながら短期間に総合力をたかめる学習の場と、創造力鍛錬の場を提供いたします。
西河技術経営塾の5つの特長
- 日本型技術経営研究の成果を学ぶ
- 実践的思考、変革的思考を塾生参加型で育成する
- 働きながら学び、学んだことをすぐビジネスに生かす
- 誠実な若手の技術経営人財を育成する
- 定員10名程度の少数精鋭教育
コースの位置づけと構成
3つの階層からなる実践経営スクール
本実践経営スクール(西河塾)は、基礎コース、リーダーコース、指導者コースの3つの階層で構成されています。
今回開講の「基礎コース」は、経営に関する実務にすぐに役立つ基礎知識および想像力の鍛錬をいたします。来期以降に開設する「リーダーコース」は、技術経営人財の養成およびリーダー力の向上に取り組みます。3階層目の「指導者コース」は、技術経営人財を指導・育成することができるコンサルタント、つまり当実践経営スクールの指導者(教員)を育成します。
図.実践経営スクールの階層別3つのコース
ビジネスモデル、中長期計画などを作成
基礎コースは、受講者が今抱えているビジネスのモデルを書き出し、初期の段階に書き出し全員の前で発表します。それに基づいて、事業計画、中長期計画が立案できるための基礎知識を修得いたします。前期の最終日には、自分のビジネスモデルを見直し、参加者相互間で意見交換を行います。
更に後期の最終日には、自社ビジネスの課題の明確化と戦略、戦術など、中長期の経営計画を報告し、内容レビューを行います。
本財団は、財団を作ろうと思ったのは「起業が少ない」そのためには「経営ができる人財を育成しよう」「経営ができる人財を育成する機関が日本には見当たらない」という問題に気付いたからです。
日本の持続的な成長と活性化を目指し、起業家や事業家の支援に取り組んでいます。具体的には、事業をするための技術経営人財を育成するためのセミナー、研修、研究委員会などを実施してきました。今回開講する『実践経営スクール・基礎コース』は、中小企業の若手経営者を主たる対象としたスクールで、日本の産業の基盤を支える経営者を育成することになると期待しています。塾長として、塾生と意見交換に取り組みたいと考えています。
1982年に和田建設(株)(アーネストワンの前身)に入社、2000年(株)アーネストワン代表取締役社長(現在)、社長在任中の2007年に芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科(MOT)で学び、2009年修了。
開催期間 | 2013年10月~2014年7月 | ||||||||
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場所 | 一般財団法人アーネスト育成財団事務所内 アクセスへ | ||||||||
受講料 |
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募集定員 | 10名 | ||||||||
応募資格 | 年齢 28~42歳、仕事に従事 | ||||||||
申込方法 | 氏名、所属、住所、電話番号、 Eメールを明記して、 Eメール(office@eufd.org)にて、募集要項を入手してください。 書類選考後、面接試験を含む選抜試験を行います。 |
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締切 | 2013年9月10日 財団事務所着 | ||||||||
お問合せ | Eメールにて担当の小平和一朗までお問い合わせください。 | ||||||||
主催 | 一般財団法人アーネスト育成財団 パンフレット(78KB) |
講師の略歴紹介
小平和一朗(こだいら かずいちろう)
・学歴 1970年芝浦工業大学電子工学科卒、 2005年芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科(MOT)修了、2007年芝浦工業大学大学院工学研究科博士(後期)修了(学術博士)
・職歴 1970年大倉電気(株)入社、技術部長、社長室長、営業部長、情報通信事業部長(2002年まで)、2004年(株)イー・ブランド21設立し代表取締役(現職)、 08年電気通信大学技術経営実践スクール講師(現職) 、09年日本MOT振興協会事務局長、12年本財団専務理事(現職)。
・学会 日本開発工学会理事・副運営委員長、学会誌「開発工学」編集委員長。研究・技術計画学会など。
柴田 智宏(しばた ともひろ)
・学歴 1968年九州大学理学部物理学科卒、2005年芝浦工業大学専門大学院工学マネジメント研究科(MOT) 修了
・職歴 1968年(株)富士通入社、化合物半導体事業部技術部長代理(89年まで)、90年日本鉱業(株)入社、研究副所長、2003年日鉱マテリアルズ専務執行役員、06年日鉱金属常務執行役員、08年日鉱金属顧問(10年まで)、12年本財団理事。
この間、福岡大学非常勤講師、日立粉末冶金(株)社外取締役、AMIS(米国) 社外取締役。
・学会 日本応用物理学会、結晶工学会、日本開発工学会、SSIS会員。
大橋 克已(おおはし かつみ)
・学歴 1966年一橋大学法学部卒
・職歴 66年(株)クラレ(倉敷レーヨン)入社、67年より97年まで繊維事業本部に所属し国内繊維販売に従事、97年総務室長(本社)、98年メディカル事業本部長、99年取締役、2003年常務取締役、04年化学品カンパニー担当、東京事業所長、クラレメディカル(株)担当委嘱、05年業務改革推進チーム担当、購買・物流本部担当委嘱、07年取締役退任、顧問に就任、09年顧問退任、クラレ社友。
・学会など日本開発工学会理事・事務局長、神奈川大学歴史民俗資料学科聴講生(宗教民俗学)、俳句会(雲の峰の会員)
講義内容
講義内容詳細(19KB)
毎週水曜日に開講、前期は10月スタート、後期は4月スタート
本コースは、前期と後期に分かれています。毎週水曜日に開講します。ただし、毎月4回の開催を原則とし、月5回の月は、1日を休講とします。1日の構成は前半の18時~19時30分が学習の時間、後半の19時40分~21時10分が演習の時間とします。演習では、課題研究の発表、ケース研究、ディベートなどを行い創造力を鍛錬します。前期は10月にスタートし16回開講し、後期は4月に開講し16回開講します。
受講を希望している受講生の声
同じ悩みを持つ経営仲間と学びたい
既に先代社長(父)から引き継いで社長に就任している。色々なことが起きるが相談をする相手がいない。同じような悩みを持つ経営仲間と知り合いになりたい。
肩書きだけの社長にはなりたくない
現社長から、早く社長になるよう要請されている。肩書きだけの社長にはなりたくない。早く、効率的に実務に役立つ経営学を学びたい。
経営を理解して社会の役に立ちたい
弁護士として、会社間のM&Aなどの契約手続きを担務している。ビジネスが分からない。いずれ独立して事務所も持ちたい。
ベンチャー企業から次のフェーズに飛躍したい
ベンチャー企業を立上げ、事業が回りだしたが、資金繰り問題や人のマネージメントは得意ではない。実務に役立つ経営に関する知識をきちんと学びたい。